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常在菌は必要だから常在している☝️

🐍2025年あけましておめでとうございます🐍

 さて、今日はお口の常在菌についてお話しします。

歯周病の原因はプラークです。プラークは常在菌によって構成されていますが、歯周病の発症には病原性の高い細菌が関与していると

されています。これらの細菌がバイオフィルム内で増殖し、歯周ポケットからの出血などにより栄養を得て、病原性を高めた状態に

なることで歯周病が発症します。

すべての細菌を排除することはできませんし、口腔内に細菌がいることで、空気中や食品に付着している細菌などが体内に入り込む

ことを防いでくれている面もあります。

また、強力な消毒剤などでごっそりと細菌を排除してしまうと、口腔内の細菌バランスが崩れてしまいます。

患者さんから『歯周病に効くうがい薬ありますか?』と聞かれることも多いですが、私は『口の中の細菌を一掃する薬はいくつもありますが、

強力すぎて自分自身が死んじゃいますよ』と冗談っぽく答えています。

口腔清掃の本質的な目的は口腔内の細菌を根絶やしにすることではなく、健康維持、そして歯周病を臨床症的治癒に導くことです。

それならば、歯周病の原因であるプラークという細菌の塊をブラッシングで除去するほかはありません。

本年もよろしくお願いいたします🙇‍♀️

 

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