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子どもの歯列不正について

・吸指癖(指しゃぶり)

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいるときから、吸指、いわゆる「指しゃぶり」をして哺乳の練習をしていることがあるように、「吸指癖」は吸啜と関連した生理的現象とも捉えられています。

吸指癖は離乳後の小児に多くみられる習癖ですが、増齢とともに減少していきますので、2歳くらいまでのいわゆる指しゃぶりは、乳歯列形態に大きな影響を及ぼす可能が低く、無理な中止を指示する必要はありません。しかし乳歯列完成(2歳6か月ごろ)後、3歳以降も持続する場合は、乳歯列形態を乱す大きな要因となります。

 

 

 

吸指癖は拇指(親指)を使用している場合がほとんどです。指を口蓋に押しつけて吸い続けているわけですから、上下の口唇はずっと接触していない状態になっています。上顎乳切歯が唇側傾斜し上顎前突となって「水平的開咬」を呈したり、上顎歯列の側方への成長が妨げられ歯列弓が狭窄し、重度の場合は臼歯部の「交叉咬合」となったりする場合もあります。

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デンタルハイジーンの8月号より出典引用

3歳まで吸指癖を中止させるための準備としては、たとえば、寝る前に本を読んであげるときに小児に本の片方を持ってもらったり、小児が寝るまでの間は手をつないだりするといった、指が口腔に入らないするなどの工夫があります。

また、折り紙やあやとりなど、手を使う遊びも、生活の中で積極的に取り入れましょう!

 

 

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